会長挨拶


第39回日本性科学会学術集会
会長 内田洋介


この度、鹿児島市で第39回日本性科学会学術集会を開催させて頂くことになりました。九州本土での初めての性科学会学術集会となります。(沖縄では1998年に開催)
昨今、性に関する様々な話題が新しい局面を迎えつつあると感じることが多く、また新元号「令和」に変わって初の性科学会学術集会となるため、「新時代の性科学を模索する」をテーマとさせて頂きました。 会場の鹿児島市医師会館の周辺には西郷隆盛、大久保利通を始めとする明治維新の担い手達の生家が多数あり、この地で皆さんと性科学の未来を考えたいと思っております。
 シンポジウム1は「HPVワクチンのこれからを考える」。昨年12月の日本性感染症学会、今年8月の日本思春期学会でもHPVワクチン関連のシンポジウムがありましたが、当学術集会では少し違う切り口で現状の打開のアプローチを皆様と考えたいと思います。
シンポジウム2では日本の歴史の中でLGBTがどのように位置づけられてきたか学ぶことにより、これからの社会のあり方を考える機会にしたいと思っています。 そして、シンポジウム3は「性の健康」を語る上で避けて通ることが出来ない問題でありながら、これまで性に関する学会でもほとんど性感染症との関係でしか語られてこなかったセックスワーカーの問題をとりあげました。
特別講演では浄土真宗の僧侶であり性教育に積極的に関わっている佐賀県伊万里市浄誓寺の古川潤哉さんにお話し頂きます。 最後のユースセッションではユニークな活動をされている若い世代の未来にかける想いを語って頂きます。
今回私は講演も座長も遠慮させて頂き、プロデューサーに徹しました。どの企画も非常に思い入れのあるものです。そして全国から素晴らしい一般演題も12題頂きました。 皆様の実り多き学びの場になりますよう願っております。